すずめの戸締まりのダイジンとサダイジンに注目が集まっていますね。
このダイジンサダイジンのルーツは一体何なのかについて考察していきたいと思います。
【すずめの戸締まり】ダイジンとサダイジンのルーツは?

ダイジンサダイジンのルーツは3つあるのではないかと考えます。
その3つは
- 生き別れた親子
- 日本神話
- 現代社会の無能な大臣
それぞれ見ていきましょう。
ダイジンとサダイジンは生き別れた親子

ダイジンとサダイジンは生き別れた親子なのではないかと考えられます。
ツイッターでも同じような意見がたくさんありますね。

根拠としてはサダイジンがダイジンをくわえているシーンがあることですね。
サダイジンが親、ダイジンが子といえますね。
ダイジンは親であるサダイジンとなにか揉めたことで自分自身で生きていこうとしたのかもしれません。
しかし、守ってくれる親のことが恋しくてすずめやその周辺の人々に構ってもらいたかったのではないかと考えられます。
その根拠としてはダイジンは「うちの子になる?」と言ってくれたすずめを「好き」といって、すずめのことが好きな草太を「嫌い」と言って椅子にしてしまう場面ですね。
本当に親子なのかはわかりませんが、十分に考えられますよね。
ダイジンとサダイジンのルーツは日本神話?

ダイジンとサダイジンのルーツは日本神話だと考えられます。
その根拠としては”ダイジン”は”大神”という神の意味が込められていることですね。
また新海誠監督が日本神話をもとにしたネタが多いことから大いに考えられます。
詳しく見ていきましょう。
ダイジンとサダイジンは陰陽の関係性

ダイジンは最終的に白だった体の色が黒ベースになり、サダイジンは黒だった体の色が白ベースになっています。
このことから「陰陽の関係性」があると考えられます。
「陰陽の関係性」とは双方に作用し調和を保つということです。
すずめの戸締まりのストーリーの中でダイジンとサダイジンの効果を見ていくとわかりやすいと思います。
ダイジンの力によって千果の民宿が忙しくなったり、ルミのスナックが繁盛したりしていました。
またサダイジンの力によって環が自分の思っていることを暴露してしまうということが起きました。
このことからタイジンは福をもたらし、サダイジンは闇を暴くということがわかります。
しかしサダイジンは決して不幸をもたらしているのではなく、闇を暴くことで結果として幸福をもたらしています。
これが双方に作用し調和を保つということです。

陰陽のマークも白と黒が影響しあっていることからダイジンとサダイジンの関係性といえますね。
イザナギが生みの親?

ダイジンとサダイジンはイザナギという神が生みの親だと考えられます。
イザナギはイザナミと結婚し幸せに暮らしていましたが、イザナミは火の神を生んだときになくなってしまいます。
イザナギは死者の世界へ行き、イザナミを復活させようとします。
しかしイザナギはイザナミを復活させることに失敗し死者の世界から追い出されます。
死者の世界から帰って来たイザナミはけがれを祓うために体を洗いました。
右目を洗ったときに生まれた神がツクヨミ、左目を洗ったときに生まれた神がアマテラスと言われてます。
このツクヨミとアマテラスがサダイジンとダイジンのモチーフだと考えられます。
サダイジンはツクヨミ、ダイジンがアマテラスです。
根拠としてはサダイジンは右目に白のマークがついていて、ダイジンは左目に黒のマークがついていることですね。
日本神話を題材にする新海誠監督なら仕掛けそうな小ネタですよね。
現代社会の無能な大臣?

ダイジンというのは神以外にも”大臣”がありますよね。
つまり国の偉い人ですよね。
現実世界で震災が起きたときに指揮をとり人々を助けるのは、大臣ですよね。
しかしその大臣は災害で人を助けることに関しては無能です。
なにか皮肉が込められているように感じますね。
まとめ

ダイジンとサダイジンのルーツは一体何なのかについて考察していきました。
また映画を見返すとなにか面白いことがわかってくるかもしれませんね。
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