RADWIMPS「カナタハルカ」がすずめの戸締まりの主題歌になったことで大きな話題になっていますね。
歌詞には一体どんな意味が込められているのでしょうか?
今回はRADWIMPS「カナタハルカ」の歌詞について解説していきたいと思います。
【カナタハルカ/意味】”恋”の意味とはなにか?

恋の意味も手触りも 相対性理論も
同じくらい絵空事なこの僕だったんだ大人になる その時には 出逢えているのかな
https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/radwimps/kanata-haluka/より引用
何万とある愛の歌 その意味が分かるかな
主人公は恋についてよくわかっていないことがわかりますね。
”何万とある愛の歌 その意味が分かるかな”には主人公が恋について”恋愛の曲”の中でしか知ることはなかったということが表現されていますね。
「すずめの戸締まり」のすずめと草太の関係とリンクしているのではないかと考えられます。
劇中で二人の関係性に関する描写が描かれると予想できますね。
でも恋は革命でも焦燥でも天変地異でもなくて
君だった君の笑い方はなぜか淋しさに似てた
https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/radwimps/kanata-haluka/より引用
君の歌い方は今日の朝焼けに見えた
相当「君」にぞっこんであることがわかりますね。
恋は天変地異でもなく君であるという表現がきれいですよね。
何千年後の人類が何をしているかより
まだ誰も知らない顔で 笑う君を見たい僕にはない 僕にはないものでできてる
https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/radwimps/kanata-haluka/より引用
君がこの僕を形作ってる
人類全体のことよりも誰にも見せない(自分だけに見せる)君の笑顔が見たいという表現が良いですよね。
”君がこの僕を形作ってる”という表現がいいですね。
僕にとってかけがえのない存在が君であるということを表していますよね。
【カナタハルカ/意味】君で僕はできている

そんなこと言うと笑うんでしょ?
そんな顔でさえ見たいと思ってる僕ひとりのため今日まで 使ってきたこの心
https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/radwimps/kanata-haluka/より引用
突然君に割り込まれ 大迷惑 大渋滞
「大迷惑」、「大渋滞」という面倒事に巻き込まれていくことがわかりますね。
そんな中で「君」という存在に惹かれていくことがわかります。
この展開は「すずめの戸締まり」のすずめと草太の関係性を彷彿とさせますね。
でもすると君はこの僕が今宇宙で一番ほしかった
言葉を言うの君の話す声は 母の鼻歌に似てた
https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/radwimps/kanata-haluka/より引用
君が黙る姿は 夜の静けさに見えた
「君の話す声は 母の鼻歌に似てた」が母親のような安心感、「君が黙る姿は 夜の静けさに見えた」が君の容貌の美しさに惹かれている様子がわかりますね。
安心感と美しさが運命の人には備わっているということなのでしょう。
【カナタハルカ/意味】君さえいればこの世界はどうでもいい

何万年後の地球が何色でももういい
まだ誰も知らない顔で 笑う僕を君は何百 何千ともうすでに
https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/radwimps/kanata-haluka/より引用
見てるよ 聞いてるの 知りはしないでしょう
この世界のことなんかどうでもよいということが表現されていますね。
すずめの戸締まりでも主人公たちがこの世界を終わらせるか、自分たちの幸せを取るかの決断に迫られるのかもしれませんね。
「あなたさえいれば」 「あなたさえいれば」
そのあとに続く言葉が どれだけ恐ろしい姿をしていてもこの両の腕でいざ 抱きしめにいけるよ
https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/radwimps/kanata-haluka/より引用
あなたと見る絶望は あなた無しの希望など霞むほど輝くから
あなたがいないよりも世界の絶望をあなたと一緒に見る方が良いという言葉が深いですよね。
ここでも強調されているのが、「君と僕だけでいい、世界はもういい」ということですね。
この世界が将来的に絶望になっても君がいれば大丈夫という強い意志も感じ取れますね。
【カナタハルカ/意味】この世界には君と僕だけでいい

君の笑い方はなぜか優しさに似てた
君の歌い方は今日の夕立に見えた何千年後の人類が何をしているかより
https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/radwimps/kanata-haluka/より引用
まだ誰も知らない顔で 笑う君を見たい
「君の笑い方はなぜか優しさに似てた」、「君の歌い方は今日の夕立に見えた」という表現が良いですよね。
君という存在自体に価値があることがわかります。
映画館でこの曲を聴くと涙腺が崩壊してしまうかもしれませんね。
僕にはない 僕にはないものでできてる
君がこの僕を形作ってる枯れるほど君の名前叫んだら
https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/radwimps/kanata-haluka/より引用
君に届くなら今叫ぶよ
君という存在の大事さがわかりますね。
「枯れるほど君の名前叫んだら 君に届くなら今叫ぶよ」では愛の深さを感じますね。
好きとか愛しているとか言わずに愛の深さを表現しているのがすごいですよね。
【カナタハルカ/意味】表現しているのは今とこれからの日本

この歌詞を見ていくと今の日本、あるいは将来の日本を表しているという意見がありますね。
すずめの戸締まりのキーワードとして「少子高齢化」が挙げられます。
少子高齢化が進むことによって、人口が減って最終的に世界が滅んでいく方向に向かうということを暗示しているような気がしますね。
この曲は「君と僕だけでいい、世界はもういい」ということが絶えず強調されていますからね。
「戸締まり」であることから締める、つまり終わらせることがこれからの時代は大事になるのかもしれませんね。
【カナタハルカ/意味】タイトルに隠された言葉遊びとは?

タイトルの「カナタハルカ」にはどんな意味が込められているのでしょうか?
ハルカカナタ=かなり遠く離れた カナタハルカ=より近くの ってことで遠い未来のことよりも近くの君のことっていうのを表してるのかな
https://www.youtube.com/watch?v=9QkCQBRFw04より引用
「ハルカカナタ」は遠く離れたという意味です。
これを逆の「カナタハルカ」でより近くのという意味を表しているということです。
この考察にはピンときた人も多いようです。
凄い洞察力!そして想像力!どちらにも感服…。創る人と受け取る人と、更にそれを受け取る人、それを繋いでいるこの曲。素敵な循環です。
「何千年後の人類がなにをしてるかよりまだ誰も知らない顔で笑う君を見たい」とかそうだよね
https://www.youtube.com/watch?v=9QkCQBRFw04より引用
まとめ

今回はRADWIMPS「カナタハルカ」の歌詞について解説していきました。
映画館でこの曲が聴けるのが楽しみですね。
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