すずめの戸締まりの小ネタやセリフについて紹介してきます。
- 新海誠監督が仕掛けた数字の意図
- 聖地に隠された共通点
- すずめの「行ってきます」に込められた意味
- 芹沢のセリフの意味
- すずめの戸締まりのオマージュ作品は何?
このあたりの疑問をお持ちであれば、ぜひ本記事でその悩みを解消してください!
そして結論からお伝えすると、
- 東日本大震災と関連させて3と11の数字を意図的に使っている
- 聖地は大きな震災が起きた場所である
- すずめの「行ってきます」のセルフには何気ない日常を表している
- 芹沢のセリフには軌跡の一本松が関係していた
- すずめの戸締まりのオマージュ作品はもののけ姫だった
こういった説が濃厚だといえます。
それではすずめの戸締まりの小ネタやセリフについて紹介してきます。
【すずめの戸締まり/震災】小ネタ2選

主にこの作品に出てくる震災に関する小ネタを2つ紹介していきます。
- 東日本大震災にまつわる数字
- 聖地の場所が歴史的震災の被災地
ということですね。
詳しく見ていきましょう。
東日本大震災を連想できる数字が…

この作品は3と11という数字を意図的に関連させています。
つまり東日本大震災の起きた3月11日とかけ合わせていることわかります。
映画の公開日が震災の11年後の11月11日、形見の椅子が3本、宗像草太の部屋が301号室といった感じです。
数字にこのような仕掛けがあるのは意識しないとなかなか気づきませんよね。
聖地が歴史的震災の被災地

「すずめの戸締まり」の聖地が歴史的震災の被災地であることがわかっています。
すずめの戸締まりで出てくる聖地の主な震災はこんな感じです。
- 宮崎と熊本の県境 熊本地震
- 愛媛県 安政南海地震、芸予地震、芸予地震
- 神戸 阪神淡路大震災
- 東京 関東大震災
- 東北 東日本大震災
どれもマグニチュード7以上の大きな地震です。
聖地の選び方は震災に関連する場所を意図的に選んだといえますよね。
【すずめの戸締まり/震災】「行ってきます」の深い意味とは
主人公のすずめが「行ってきます」というシーンは予告編でも出てきます。
このシーンも深い意味が込められていると思います。
震災で命を奪われた人たちも何気ない日常を生きていたのですね。
そのことを新海誠監督は私達に伝えたかったのかもしれません。
【すずめの戸締まり/震災】命がけで伝えたかった思いとは?

すずめの戸締まりが公開されたときにある注意書きが話題になりましたね。

震災描写に関する警告ですね。
新海誠監督はこの映画で震災のことを忘れてはいけないという思いが込められているような気がします。
東日本大震災から11年が経ち、風化していることに対する警告ともとれますね。
【すずめの戸締まり/震災】芹澤のセリフに込められた深い意味とは?

「すずめの戸締まり」の登場人物の一人である芹澤がこんなセリフを言うシーンがあります。
「綺麗な場所だったんだ」
この言葉には深い意味が込められていると考えられます。
震災から時が経ち、震災の象徴としてもてはやされる場所によくある現象を表していると考えられます。
具体的な場所としては「軌跡の一本松」が挙げられます。

東日本震災を受けて一本だけ残った松の木と言われシンボルになっています。
震災を受ける前や震災を受けた当時はそこまで周りがきれいな環境であったわけではありません。
震災のシンボルとなって、一本松の周りがきれいになっていきました。
この様子に対して芹澤のセリフが皮肉を込めているようにも感じますよね。
【すずめの戸締まり/震災】閉じ師の役割に込めた問題提起とは?

「すずめの戸締まり」の中に出てくる閉じ師という役割はかなり独特ですよね。
災いを及ぼす扉を閉じることですからね。
この閉じ師が閉じることができなかった扉が災いとして世界を災害の渦に飲み込んいきますね。
現実の世界では震災などの災害が起きたときに防げたか防げなかったのかを論じる風潮がありますよね。
つまり震災などの災害は閉じ師がいれば防げた問題なのかとも言えるわけですね。
新海誠監督は自然災害が防げたか、防げなかったかということを論じることに対して問題提起をしているのではないかと考えられますね。
【すずめの戸締まり/震災】もののけ姫をオマージュ?

すずめの戸締まりはもののけ姫のオマージュと言われています。
もののけ姫は土地に関する表現が多いので、震災の描写を描くのにはマッチしていると言えるでしょう。
震災というものの理不尽さを演出するためにもののけ姫をオマージュした考えられそうですよね。
まとめ

震災にまつわる小ネタやセリフ、新海誠がこの作品に込めた思いを解説していきました。
すずめの戸締まりをもう一度見るとまた震災に関する小ネタやセリフが見つかるかもしれませんね。
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