すずめの戸締まりの予告編が公開されて話題ですね!!
この予告編や新海誠監督が話している取材の映像などから
このすずめの戸締まりのモチーフやそこから考えられる物語の結末などを
徹底考察していきたいと思います。
すずめの戸締まりのモチーフは魔女の宅急便?

このすずめの戸締まりのモチーフは魔女の宅急便だと考えれます。
その根拠として新海誠監督がこの動画の中での発言からです。
この動画の中で新海誠監督は
はっきりと「魔女の宅急便の要素がいくつか出てくる」
と語っています。
実際にすずめの戸締まりのあらすじやキャラクター、
魔女の宅急便のあらすじやキャラクターを比較してみていきましょう。
すずめの戸締まりのあらすじはこんな感じ↓
九州の静かな町で暮らす17歳の少女・鈴芽(すずめ)は、
「扉を探してるんだ」という旅の青年に出会う。
彼の後を追うすずめが山中の廃墟で見つけたのは、
まるで、そこだけが崩壊から取り残されたようにぽつんとたたずむ、
古ぼけた扉。なにかに引き寄せられるように、すずめは扉に手を伸ばすが…やがて、日本各地で次々に開き始める扉。
その向こう側からは災いが訪れてしまうため、
開いた扉は閉めなければいけないのだという。
―――星と、夕陽と、朝の空と。
迷い込んだその場所には、
すべての時間が溶けあったような、空があった―――不思議な扉に導かれ、すずめの“戸締まりの旅”がはじまる。
映画『すずめの戸締まり』公式サイト (suzume-tojimari-movie.jp)より引用
そして魔女の宅急便のあらすじはこちら↓
主人公である魔女の少女キキは、13歳になったら魔女の修行のためよその町に移り住み独り立ちするというしきたりに従い、満月の夜、相棒の黒猫ジジと共に、新たな街を探して旅立った。紆余曲折を経て、定住先に決めたコリコの町のパン屋「グーチョキパン店」のおかみ・おソノさんに気に入られ、彼女の厚意でパン屋に居候させてもらったキキは、唯一のとりえである空飛ぶ魔法を活かして空飛ぶ宅急便屋を開業する。次々に舞い込むお届け物の仕事や飛行クラブの少年とんぼとの出会いなどの様々な出来事を経験していき、やがて1年目の里帰りを迎える。
魔女の宅急便 – Wikipedia
この2つのあらすじから共通する点として
「少女が冒険をするということ」
ですよね。
それ以外はあまり共通点がないように感じますが、
登場するキャラクターを見るといくつか共通点があります。
それはまず、ヒロインの相手役の男の子が何かしらの
職業訓練を受けているということですね。
すずめの戸締まりに出てくるヒロインの相手役「宗像草太」は
災いをもたらす扉を閉める「閉じ師」
そして魔女の宅急便に出てくるヒロインの相手役「トンボ」は
物理学や生物学を学び、最終的に教師となっています。
そしてもうひとつの共通点は猫が出てくるということです。
すずめの戸締まりでは「ダイジン」、

魔女の宅急便では「ジジ」

という猫が登場します。
どちらも目が大きく、しっぽが長いという特徴があります。
そしてどちらの猫も話すことができるという共通点もあります。
このように魔女の宅急便との共通点が多い作品になっているので
それを踏まえてすずめの戸締まりを見ると面白いかもしれません。
すずめの戸締まりのモチーフは?他の作品ではある?

すずめの戸締まりのモチーフは魔女の宅急便以外の作品ではあるのでしょうか?
ひとつ考えられる作品として、
ギリシャ神話の「パンドラの箱」をモチーフにしているところがある
のではないかと考えられます。

パンドラの箱の概要↓
「パンドラの箱」は、ギリシャ神話でゼウスがパンドラに贈った災いの詰まった箱が由来しています。
ギリシャ神話最高の神であるゼウスは、プロメテウスが天井に火を盗んで人間に与えた復讐として、ヘファイストスに命じて最初の女性を作らせます。その女性がパンドラで、絶世の美女だと言われています。
そのパンドラを地上に送るとき、ゼウスはパンドラに絶対に蓋をあけてはいけないと言って、ある箱を持たせました。地上についたパンドラは好奇心から箱を開けると、箱からすべての災いが飛び出しました。急いでふたを閉めると、箱には希望は残りました。
「パンドラの箱」の意味とは?由来や使い方を例文とあわせて解説 | TRANS.Biz (trans-suite.jp)より引用
この話とすずめの戸締まりのあらすじを比較すると
このような共通点があります。
- 決して開けてはいけない扉(箱)がある
- 扉(箱)を開けたのは女性
- 扉(箱)には希望が残る
と言った感じです。
「パンドラの箱」と同じようにすずめの戸締まりの中には
決して開けてはいけない扉が出てきます。
これを開けてしまった事によって大きな災いが起こることも共通ですよね。
そして「扉(箱)を開けたのは女性」というのは
パンドラの箱はパンドラという女性が箱を開けてしまうということ、
そしてすずめの戸締まりの中では岩戸鈴芽という女の子が
扉を開けてしまいます。
「扉(箱)には希望が残る」というのは
パンドラの箱では箱の中に希望が残り、
すずめの戸締まりは新海誠監督が「『すずめの戸締まり』製作発表会見の舞台裏」
という動画の中で語っていたことで
「最後は前向きに終わる」
といったことから「前向き=希望」ということ
なのではないかと考えられます。
すずめの戸締まりのモチーフから考察!!最終的な結末はどうなる?
この2つの「魔女の宅急便」、「パンドラの箱」から考えて
結末としてはヒロインが死ぬ=バットエンドなのではないか
と推測します。
その根拠としては3つ
- 広告用の映像にヒロインがいない
- 魔女の宅急便との猫の色の違い
- 新海誠監督の作品はバットエンドが多い
といった理由になります。
まず1つ目の理由として「広告用の写真にヒロインがいない」というのは
同じ新海誠作品である「君の名は」や「天気の子」と比較してみると
よくわかります。
すずめの戸締まり

君の名は


といったように最初の広告用の写真にはヒロインがいないことが
わかりますよね。
2つ目の理由としては「魔女の宅急便との猫の色の違い」ですね。
すずめの戸締まりの猫は白、魔女の宅急便の猫は黒です。
白と黒というのは色としては対になっていると言えると思います。
この対になるということは
魔女の宅急便ではヒロインと相手役の男の子が結婚して「ハッピーエンド」でしたが、
すずめの戸締まりの場合は「バットエンド」ということが考えられます。
3つ目に理由としては「新海誠監督の作品はバットエンドが多い」
ということです。
「君の名は」や「天気の子」では「ハッピーエンド」で終わりましたが、
それより前の作品では大抵が「バットエンド」です。
このことからヒロインの死=「バットエンド」という形に
なるのではないかと考えられます。
まとめ

このすずめの戸締まりのモチーフやそこから考えられる物語の結末を
徹底考察していきました。
映画が楽しみですね!!
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