鎌倉殿の13人では”俺たちの泰時”こと北条泰時が大きな話題になっています。
みんなに愛される北条泰時ですが、和田合戦では大失態を犯しています。
今回はそんな北条泰時の大失態について解説していきたいと思います。
【和田合戦】”俺たちの泰時”の大失態エピソードとは?

和田合戦は1213年に起こった鎌倉幕府での激しい内紛です。
この和田合戦で泰時も参戦して戦うのですが、この戦で大きな大失態を犯しています。
合戦が起こる前日に一日中酒を飲んでいたことです。
つまり二日酔いのまま合戦へ向かったのです。
結果的に和田合戦では勝利をおさめるのですが、鎌倉時代の歴史書である吾妻鏡ではこのように記されています。
「いやぁ、皆さんお疲れ様でした」
昨日今日と激戦をくぐり抜けた仲間たちをねぐらうため、泰時はみんなを自宅に招きます。
「さぁさぁどうかお呑み下され……」
酒盃が行きわたったところで、泰時はみんなの前で宣言しました。
「お酒を勧めておいて何ですが、私は今後永久に禁酒しようと思います。と言うのも実は5月1日の晩に深酒をしてしまったからです。2日の『明け方』に和田の軍勢が攻めてきた際、何とか鎧兜を身に着け馬には乗ったのですが、意識が朦朧として戦さどころではありませんでした……」
「吾妻鏡」より引用
鎧を着て馬に乗った状態で意識が朦朧としたと記されていることから、かなり酔っていたのがわかりますよね。
そこから泰時は禁酒することを誓う宣言をしています。
「……あの朝比奈三郎(義秀。演:栄信)が門をぶち破って乱入してきた時は、もうダメかと思いました。『南無八幡大菩薩、今後はいっさい断酒いたしますから、どうかご加護を』私はそう誓ったのです」
「吾妻鏡」より引用
しかし、ほとぼりが冷めるとみんなの前で宣言していた禁酒も破ってしまいます。
そして承久の乱の出陣前にも酒宴を開いているので反省していないことがわかりますね。
【和田合戦】”俺たちの泰時”はドラマでどのように描かれる?

鎌倉殿ではこの和田合戦での大失態を描いてほしいという意見が多いですね。
ただ圧倒的に尺が少ないことから描かれるかはわかりませんね。
ドラマの中では和田合戦の前に父の義時から謹慎処分を受けていること、そしてやけ酒をする描写があります。
逆に泰時が酒によって覚醒するのではないかという意見もありますね。
ドラマではどのように”俺たちの泰時”が描かれるのかたのしみですね。
まとめ

今回は北条泰時の大失態について解説していきました。
今後ドラマでは和田合戦の泰時の大失態をどのように描くのか楽しみですね。
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